今日PaganiniのBARUCABAの第2巻が終わりましたーっっ!
後、残り20variation!!
私のいつも弾くオクリスの曲は、アレンジもオリジナルも楽譜が存在しないので
譜面台には最近唯一見ている楽譜・BARUCABAが置きっぱなしなのですが
(Bachは音を忘れた時しか開かないから・・苦笑) 他を弾きながら、
楽譜をしげしげ眺めていて気が付いた事があります。
「これはPeters版じゃないっっ!」
Petersは子供の頃から身近にありましたから、良く見ています。
薄黄緑の表紙に特徴のあるロゴマーク。永遠不変ともいえる表紙です。
そっくりにして違うもの。
更にややこしい事に、ちゃんとPetersの名前も探せば出てくるんですよ。
探さないと出てこないんだけどね(笑)。
小さい字で[Edition Peters][Edition Hinrichsen]となっているのが読めますか?
まるで二つの会社が共同で楽譜の出版をしているみたいじゃないですか!!
この楽譜は(無伴奏Vnの楽譜のコーナーにも書きましたが)
楽譜専門の古本屋さんで見つけたものなので、
いつ頃の発行なのかとか、気にも留めなかったのね。
何か気になったので調べてみました。
PetersのHPです。(コピペして下さいー。すいませんっ。泣)
http://www.edition-peters.com/home.php
で、その中で歴史を見てみたらば・・、
http://www.edition-peters.com/aboutus/history.php
気が遠くなりそうに小さい英字の羅列で・・読めるかっっっ!!
すんごくざっくりと読んでみて(あっているとも思えんが。笑)
HinrichsenというのはPetersの いわばオーナーの一族の名前なのだと分かりました。
1900年からマネージメントを受け継ぎ、とあるのでね。
どこからPetersに統一したのかは(読んでないから。笑)知らないけれど、
でも、こんなにハデハデなPetersもあるのよん。
これはRegerの無伴奏曲の表紙。ただの上質紙みたいなヘロヘロ君で
勿論、これも古本屋で購入したものなので、いつの時代のか分かりません(笑)。
生まれた時からPetersはpetersと思い込んできたけど、違ったのかーっと
今日は楽譜の歴史に、ちょっと感動しました。
ちなみに今のHinrichsenは財団になっていて 作曲家へ、演奏会へ
様々な奨学金や助成金を出しているようです(いいわねぇ。笑)。
更に蛇足。このBARUCABAの楽譜、3巻に分かれているのですがその表紙の裏に
Paganiniの直筆楽譜とか、演奏の時のデッサンとか載っているのですが
それぞれ巻によって載っている内容が違うのですよ!
これは2巻の裏表紙。
こんな楽しいサービス満点な事も、していたんだねー、昔は(笑)。
出版社の歴史なんて考えた事もなかったな・・
面白そうじゃないっ(また良くないクセが・・。笑)。
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