私にも、「理想の音」というものがあります(そら、まーね)。
でも、まだ一度も耳にしたことはありません。
誰かの演奏を聴いて「うわぁっカッコエエ!!」とか
「スッゲー上手い人だっ」とか思う事はあります。しょっちゅうです。
それでも、そこに「理想の音」はありません。
だって私の相棒を使っていないから(笑)。その人の愛器だものね。
むー・・でも、仮に私の楽器と弓とを使って最高の音を誰かが出しても
それはその人の「最高の音」であって私のものにはなれない。
だから、私と、楽器と弓と、3つ揃って初めて
「私達」の「理想の音」っていうものを探す事が出来る。
どれかが欠けても、「音」を出す事は出来ないし、
どれかが替わったら、たちまち違う音になる。
「3人」集まって、ようやく一つの「声」になるのだから
弦楽器って面白いね(笑)。
そして、3人で必死になって「理想」を目指してひたすら弾いて、
弾いて弾いて弾いて・・(繰り返し)
たまに録音して、
・・泣くのだ(笑)。
あうあうっ、ここんとこ次回のOKURISシリーズを録音しているのですが
弾いても弾いても・・「・・もう一回!」・・ってもう、埒あかんっ。
まあね、こんなところで「理想の音」を追いかけた日にゃ
次のOKURISシリーズ、アップ出来る日は永遠に来ないかも知れないから(笑)
どこかで「よしっ」って言うんだよね・・。
その思い切りが大事なのだっ。
で、先ほど録って「まっ、こんなもんかっ」・・って思った
次の瞬間「・・で、これを踏まえて、明日も一回録ってみるかっ」
(・・・ちっとも思い切っとらんではないかーっっ!)
・・ウェブ・デザイナーの先生のトコにさっぱり音源が送れないのであった・・
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