昨日の続きになるのだが、ハーブもそれぞれ花を咲かせ始めている。
トップバッターは「パセリ」だった。
パセリも花を咲かせるのか・・としみじみ思った。それは咲くだろう。
私にとってはかなり強烈な「香り」なのだが、虫にとっては媚薬なのか、集客率が良い。
ブルーベリーやクランベリーに見習わせたいくらいだ。
私の手を煩わせず、一人で受粉する。出来たヤツだ。
だが、気を良くしたのか線香花火みたいな花を 次から次に咲かせまくっているのだ。
・・こんなに沢山タネを取っても来期 一割も撒けないぞ・・、どーするのだ私よ。
さらに、どーしようか私よと 今から少し青くなっている原因は、ミントだ。
薄紫の意外にも美しい花を咲かせた。
去年、園芸市で見切り品として、パンパンに根詰まりを起こしていたのを買ってきて
いくつかに切り分けて育てたところ・・実によく育ち、
その驚異的な生命力を知らなかった私が 春先に挿し木なんぞをしてしまった為
実はベランダ中にミントの鉢があるのだ・・。
しかも、そのどれもが今はしっかり根詰まりを起こし、自軍の領地拡大の為に
お互いに隣の鉢へと食指の様に茎を伸ばしている様は、ちょっとオカルトっぽい。
それを見るたびに「・・切り分けなきゃ・・」と思っているのだが 動けない。
置く場所を考えると もはや限界だと思っているからだ。
そこに追い討ちをかける様に、一本が美しい花を咲かせ、周りの茎も一斉に
花芽を先端につけはじめた。一週間もすれば 一面薄紫の美しい風景があるだろう。
けれど、花の後にはタネがある。佃煮にできそうな程の花芽からの大量のタネ。
しかも親はしっかり越冬するのだ・・。だが、子供を撒く余裕など私にはない・・
なのに花は見たい・・。
無責任な園芸家をあざ笑うように、花は今日も美しくタネを結ぶ為の虫を誘う。
・・・いとうせいこう氏の「ボタニカル ライフ」を読んでいた為、
今日はすっかりハードボイルドでした・・(あれは名著だっっ!爆笑)。
あー、書いてて楽しかったーっ、クセになりそうだから止めよう(苦笑)。
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