shiruko blog

世界がキラキラ☆

今日は午前中11時過ぎに家を出る頃は、寒いっっと思っていたのですが
仕事が終わってスタジオを出た頃から徐々に暖かいと感じて来て
弓の毛替えに行く為にと、職人さんの工房へと歩いている頃には
暑いくらいに変わっていましたっ。
また日差しが強いのなんのっ。
元々しるこの目は夜目が利かず、真っ暗にも弱いんですが
強い日差しにも、これまた弱いんですわ（惰弱なんは、根性だけやなかったと。笑）。
4月以降になると用心してサングラスを持ち歩く様にもなるのですが
油断してました。今日は。
そもそも午後いちの日が高い時間に、外を歩く事なんて珍しいからね・・
夜行性な獣の様で何かカッコイイこと！
でも、夜半過ぎたら眠っちゃうのは夜行性って言わないか（笑）。
で、半ばクラクラしながら道を歩いておりましたら、
工房の少し手前にある幼稚園の桜の木のてっぺん梢に何と花がっ！！
ひょっとしたらソメイヨシノではないのかも知れませんが
でも、幹の木肌などから桜は桜らしいと思うのだけれど・・
思わず写真撮ったさっっ！
一枚目がアップ。二枚目が全体です。真ん中に小さく花が咲いているのだけど・・
道の途中で天に向かってカメラ構えてる図ってのも
ちょっと恥ずかしいけどね（笑）。でも構ってらんなかったの。春一番だもん！

確かに日差しはかなり強くなっては来ていますね。
いつも　弓の毛替えして頂いている間は単に仙川の街をプラプラしているのですが
今日は速攻でサングラス買いました（苦笑）。
仕事帰りでコンタクトしていた為に、余計　光をはっきり認識してしまうのか
もう、世界がキラキラしいったらっっ（少女マンガかっ。爆笑）！

毛替えは無事に、していただきました。
一応、楽器の方も診ていただきました。
私的には問題なかったのですが、いつも一応専門家に診ていただくのです。
「ふんふん・・指板もまだ削らなくて良いし・・裏板の剥がれは・・ない。
表板は・・と、ないですね・・異常はなさそう・・ですが・・（ここで、間）
・・ちょっと掃除しておきましょうか・・?」
・・弓は勿論、毛も本体もピカピカ。
そして楽器の方も表面の曇りが取れてそれはピカピカになって帰ってきました。
あうっ（泣）すびばせんっ、いつもいつもっ。
一昨年位前から使っている松脂の粒子が細かいらしく、
いつも、ちゃんと拭いている（つもりな）んだけど、なんだけど、
気がつくと表面雲ってきちゃってるんだよなぁ・・
自分で磨けばいいんだけど・・つい専門家にお願いしてしまう・・（泣）
工房から帰ってくると、しばらくは弓も楽器もピカピカでゴキゲンです・・
うぅっ、ごめんよう（泣）

しるこの出前レッスン

自宅に居ながらにして、レッスンができるのが自宅レッスン。
反対に、生徒さんのお宅に伺ってレッスンするのが出張レッスン。

しるこは出張レッスンが、出来ません。
遥か彼方昔、大学生だった頃、お世話になった先生からお預かりした生徒さんのお宅に
出張してたことがありました。が、半年後に
「レッスン料半額にいたしますんで、ウチにいらしていただけませんかっっ（泣）？」
と言って、実家においで頂くようになって以来、
出張レッスンはしるこ的には禁じ手として封じられてます（笑）。

今を去ること、2,3年前になりましょうか、
その当時、次期首相とまことしやかに噂されていた
当時はまだ大臣でいらしたとある方の、
ご親戚のご令嬢の出張レッスンを出来ないか、というオファ－があった時
それはそれは法外な値段をふっかけ（だって基本的には自宅の2倍だもん。笑）その上
「自宅でしたら半額ですし、いつでもOKですのよっ」
と、怪しげなキャッチセ－ルスみたいな決め台詞を
にこやか－に　のたまわったところ、その間に入っていた方は
「解りました。その旨御先方様にお伝えいたします。」
とつつましやかに受話器をお置きになりましたが、
その後、連絡はありませんでした（爆笑！）。そら、そ－だろ。

そんなわがままなしるこですが、ただお一人だけ、ご自宅に、レッスンに伺っている方がいらっしゃいます。
しかも、その法外な金額ではなく自宅レッスンと全く同じ料金で（笑）。

いつもは私の家にいらして下さるのですが、時折、
その方のレッスンの日に、何故か決まって、とあるスタジオの仕事が入ってくるんです。
その方のお家の隣駅にあるスタジオで、
ドアtoドアで大体15分位ですかね。

それがまったく離れたスタジオだったなら、当然、時間を変える、日にちを変える
とキャンセルするのですが、私自身が隣駅まで行っているので、思わず
「宜しかったら、帰りお寄りしますか？」
って事になり、その方だけは出張レッスンが成立するのでした。

しかも、私の都合による変則なので当然、料金はそのままです（笑）。

面白いなと思うのは、その日に入るスタジオは決まってその方の家の近くだということ。
でなければ、さすがに私もお寄りする事などありませんもの（苦笑）。

その方は御自宅にいながらにしてレッスンができてウレシイ。
私もスタジオ仕事が入ってウレシイ。
ってなことで、そんな思いの強さが、
私にしてはあり得ない　出張レッスンを可能にしているのかもしれません（笑）。

宅配ピザどころかお寿司だって楽勝の移動時間なので、
私は、出張レッスンとは言わず
出前レッスンと、呼んでいます。

相棒の話。

っつっても、水曜9時からのドラマについてじゃござんせん（笑）。

あれも大好きな番組なんだけど、もうここ何シリ－ズか全く見れてないや・・。
だから、それについてじゃなくて（笑）。

今日は何処にも行かずに弾いてました。
買い物にも行かずに（笑）。
ここ2日ほど、全く弾かずにさぼりましたから、そろそろ相棒の機嫌がコワいんです。

これで、もう一日遊んでると、翌日はどうあっても
どんなに大きな音で弾こうとしても、不思議な事に音がでません。

きれいな音で弾く為に、ありとあらゆる努力と
なけなしの集中力を全開にして弾き続けること２～３時間。
ようやくいつもの音が出てきます。
だから練習後はむちゃくちゃ疲れる事になります（苦笑）。

例えば、仕事で他の楽器と旅行に出ていて、２～３日後に帰って来たとして
そこで弾くと、私の指が動かなくても、楽器の音はちゃんと出ます。

つまり、怒っているんです。単純に（すねてるっちゅ－か。笑）。

まぁねぇ。そろそろ齢（よわい）200になろうかって存在ですからね、
そういう妖怪じみた・・もとい、常識では推し量れぬ事もしでかそうかってもんです。

だから昨日の夜辺りは、しるこもそわそわしてました。
明日はちゃんと弾かないと、また口きいてくれなくなるっ！って（脅迫観念。笑）。

バイオリンには昔っから色んな伝説があります。
たいていは私の苦手なオカルトちっくなこわ－い話ですが（苦笑）。
でも、相棒の話はこわくないです。
本当に彼らがしゃべれたなら
相当面白い話が聞かせてもらえたんじゃないのかな・・。

200年分。どんなマスタ－がどんな事を思いながらどんな音を出してたのか、
聞かせてもらえないのがくやしいくらいです。

・・もっとも、歴代のマスタ－達と比べられて
しょっちゅうお説教くらう可能性と秤にかけると
びみょ－なものはあるんですがね（こっちの方が比率は高そう。笑）。

何百年が一昔。
相棒の人生は不思議です。

新しいスケ－ル

今日はゆったり弾けました。
仕事もないし、お客様もなかったし（笑）。
なんだかこうしてゆったり一日弾くのは
久しぶりな気がします。

ゆったり弾けるときは
ことさらスケ－ル（音階）のパタ－ンが増えます。

昔、学生時代は何より一番大っっ嫌いだったのがスケ－ルでした（笑）。
なのに今は最初に必ずスケ－ルを弾きます。

数年前にヘタをすれば
二度と弾けなくなったかも知れないような、前代未聞な指の壊し方をしました。
本当に幸いにして、そのような事にはなりませんでしたが。

外傷があるワケではないので見た目は目立ちませんし
みっともないことなので（理由が理由で。笑）人に言えずにきたので
今でも、その事をご存知の方は少ないです。
リハビリに一年半通い
弾き終わった後に痛みがなくなる状態に戻すまで３年かかりました。
まったく動かなかった頃は
痛む指は使わずに弾いていました（こっそりと。苦笑）。
今だからバラせますが（その頃の依頼主様方には本当に申し訳ありませんっ。）。

だからなおさら、その時以来
どんなに焦っている時にもスケ－ルは欠かしません。
ウォ－ミングアップであり、指の筋肉を創る訓練を兼ねているので。

最近増やしているのがダブル・ストップ（重音）のパタ－ンです。
3度にしろ6度にしろパタ－ンは基本的には一つ。
3度なら下がメロディ－ライン。６度なら上がメロディ－ライン。
でも曲を弾いていると、実戦ではその逆もかなり沢山あります。
特に私のアレンジは（笑）。
下だろうが上だろうが3度は3度。なのでしょうが、あえて逆パタ－ンを
弾くようにしてみました。
まだ、数日しか経っていませんが曲中で形が取りやすくなっている気がします。

今までスケ－ルだけで25～30分が目安でしたが
この新しいバタ－ンのお陰で40分以上掛かるようになりました。
でもリッチ先生の奨める「音階一時間！」にはまだまだですが（笑）。
先生の音階教則本（ザルツでご本人から買わされ・・もとい買わせていただいた）
を弾くと、その一部だけでも一時間じゃ弾ききれませんがっっ。
あれは究極の音階教本だ（笑）！
スケ－ルあなどりがたしっ。改めてしみじみ思うこの頃です（笑）。

久しぶりのカルテット

での、レコ－ディングでした。

しるこは、二刀流なので（笑）ViolinとViola両方でお仕事します。
ただ、Violaはレコ－ディングとライブ・ツア－のみ。
他は受けない。（つ－か出来ない。笑）

今日はVaでご依頼を受けました（ありがとうございますっっ）。
私はVnでは一人弾きを常とする身になりましたが
Vaでは室内楽が一番好きです（当たり前！）。
カルテットも好き。
トリオも好き。
デュオも大好き。
って、だんだん人数減ってるじゃないかっっ！
いかんいかん。

カルテット等でVaを弾くと
高い音(Vn)と低い音(Vc)。それをつなぐ楔のような音を自分で上手く奏でられた瞬間
全部の声部がきれいにサウンドした気がして
ぞくぞくするほど嬉しいんですよっ。
ただ・・ちなみに
上手く楔の音を奏でられたかどうかは、全て自分の判断であって
実際どうだかは解りません（オイ。笑）。
ちゃんと「上手く行ったな－」って思える時も少ないしね（笑）。

何のレコ－ディングだったかっていうと
昨年（多分）大ブレ－クした（んじゃないかなぁ）
ある若い女性ヴォ－カリストの方の曲でした。
オンエアされるようになったらお知らせできるかな（笑）？

写真はスタジオに行く手前でいつも見る東京タワ－と、ちょっとだけスタジオ内。
ダウンが見えるけど
あれは2005年にGLAYさんのド－ムツア－に参加させていただいた時
配給された（ド－ム寒いからね。笑）ものです。
あっったかいんだもんっ！しかも軽いっっ！
あちこち動く時はもっぱらこれです（寒さはオシャレ心をしのぐっっ。笑）。

明治時代の女流violinistって

えらいっ。
昔の女流プレイヤ－は、ほんとに凄い。

今年の正月、実家に戻りました時
着物を着せてもらったのです。
で、今年の初弾き－っとか言って弾いてみたらば
ま－、袂はバッサバッサ言ってジャマだわ
弾いてる時って、けっこう腹筋使うらしくて
帯が重く感じるわ。

昔の方はこれで弾いてたんだね。
しかも振袖っ!?
袂は別に襷がけしてなかったそうだから・・
すごいねぇ・・
袂って重く感じました。

明治女性がたくましいっていう通説（？）
身体で実感！した正月でした。

あ、ちなみに
すぐ止めてしまって
洋服に着替えた後で、もう一度弾き直しました。
・・楽ですっっ（ナントカ養成ギプスみたいだね。笑）
。