shiruko blog

ダレンダレンな緊張感もある（苦笑）

昨日はお昼は月一カイロ。
夜は月一セレブ会。
先月と同じく重なってしまったのでした。
治療して頂くと後が物凄く眠くなり、筋肉が弛緩するので
先月は激しく弾く曲は避けて静かなオリジナルを
弾かせて頂いたのですが、考えてみるとこれって
激しい曲を弾いた後、筋肉が固まって良く動かせなかったり
物凄く緊張して自分で上手く動かせなかったりと言う状況に
とても似ている感じなのではないかな　と思いまして
今月はあえてそこで自分の曲じゃなくて
無伴奏の楽曲を弾いてみたら　スゴク貴重な体験かも
と言う気がしてヴィニャフスキーのエチュードキャプリスの２番を
弾かせていただ・・・こうとしたのですが（笑）
その前にJazz・ＶｎのＮ氏がマイナースィングを一緒に
と誘ってくださいまして　ひっさしぶり（何年ぶりだ？笑）セッションしたら
まー弾けない弾けない（爆笑）。何でもそうかもしれないですが
アドリブも常に弾いていないとダメですねー・・。
元々ヘロヘロピーな私のアドリブが更にヘロヘロになってて（泣）
ただＮ氏のお邪魔をしただけ　みたいで～・・（ごめんねー！）(>_<)。

で、その次が自分の番だったので（笑）すぐにヴィニャフスキーだったんですが
当初の計画だった「筋肉の動かない状況での実験的演奏」なんて
マイナースウィングの力まかせのバッキングですっ飛んでまして（苦笑）
かなり力のエンプティなダレンダレン～◎　な状態で弾きました。
でもやっぱりお客様を目の前に弾くってのは緊張するので
妙に頭だけは冴えているのでした。
こういう状況で弾くとこんなカンジになるのかー・・なるほど（苦笑）。
まー、当初と計画は変わったけれど貴重なデータが取れましたので
私にとっては　とてもありがたかったです。
皆様にはヘロンヘロンな演奏で・・すみませんっした（苦笑）m(_ _)m！

巨匠達のある日 ダヴィッド・オイストラフ編

一昨日手に入ったＣＤのうちのもう一枚。
オイストラフのそれもとても面白いものでした。
モスクワ音楽院のホールでの演奏会の模様なのですが
明らかに客席の後ろっから録ってます。的な音で（笑）
まるではるか昔の学生時代、公開試験などがあると
友達に頼んで自分の演奏をテレコに録ってもらっていた
あの感じなので物凄ーっく懐かしいのだっ(>_<)！
ＣＤの解説に「semi-amateur」とか書かれていましたが（笑）
録音に携わったのは音楽院の先生か、もしかしたら
放送部の部員たちが部活の一環で録ってたのかもしれない。
だって学校なんだもん（放送部があったかどうか知らんが。笑）。
しかもその懐かしさを倍増させているのが
ピアノ伴奏でのビュータンのＶｎコンツェルトの演奏！！
気分はまるで卒演っ（オイストラフの卒演って凄すぎ。笑）！

ただ・・、卒演とも普通の演奏会とも違う点が一つだけ。
それは客席にありました。
お客様が実に「遠慮の無い咳」をするのだ。
「ウェッヘ　ウェッヘ！ゲーッヘゲッヘゲヘ！」
おおおおっちゃん　だ、大丈夫かっ？？
と思わず背中ポンポンしたくなるような咳を皆がするんだ（苦笑）。
まぁ１０月のモスクワ・・風邪が流行ってたのかもしれないですし
１９５０年ころ　「録音」という概念が全ての人の意識に上るまで
レコードが日常生活に浸透していたかどうかも解りませんしね。
でも、そんな客席の様子を吹っ飛ばす勢いのある
オイストラフの名演に次ぐ名演！
ルクレールのソナタにレーガーの無伴奏曲
そしてビュータンのコンツェルト全４楽章（３．４が神業！）に小品３曲。
ここまででも凄いと思うのに、さらにベートーヴェンの３番のソナタに
小品が他に３曲あったんですと！
残念ながら録音が失われてしまって入ってないのでした。
でも一晩でそれだけ弾くって凄すぎるっ！
しかも自分の教えてる学校でのコンサートだもん、
そんなに気合の入った特別なコンサートじゃないよねぇ・・
ひょっとしたらよくある演奏会なのかもしれない。
それでこれだけのレパートリー！これだけのラインナップ！
しかも多分アンコールピースだったんだろう最後のトラックの
ショパンのノクターン。　繊細な最後の最後の音まで　ただの一度も
集中力が切れなかったのでした（まごうことなきライブ録音だからね）。
どうゆうタフさだ(@_@)！驚嘆に値しますっ。
巨匠（でもこの時は５０前だからまだ巨匠とは言われて無いかも）の
凄さとは演奏のテクニックだけでは無いと　改めて頭が下がりました。
本当にお気に入りの一枚になりました(^_^)！
んが、これはスピーカーでしか聴けないＣＤである・・。
「ウェッヘ　ウェッヘ！」をイヤホンで聴くのは勇気が要るので・・（苦笑）。

巨匠達のある日 ジョー・ヴェヌーティ編

私には神格化しちゃうほど（苦笑）大好きなヴァイオリニストが
二人います。
ダヴィッド・オイストラフ氏と
世界最高の（私には。笑）Jazz・ヴァイオリニスト　ジョー・ヴェヌーティ！
お二人とも私が８つになる頃には天国に活動の場を移しちゃってたので
「追っかけ」は出来ませんでしたが（笑）、その代わり
ＣＤやレコード（ヴェヌーティは特に）を見つけると即買い！するのです。
昨日も私がまだ持っていなかったそれぞれのＣＤを一枚づつ見つけて
狂喜乱舞しながら買って、帰ってきて聴きました。

うむ・・珍しい。
ヴェヌーティのは完全にリハーサル風景。
オイストラフのはモスクワ音楽院のホールでの録音。
偶然にも二枚に共通点がありました。
それは「ＣＤ（当時はレコードか）の為の録音では無い」ということ。

ヴェヌーティのＣＤはまるで「宅録」のやう（爆笑）。
隣の部屋からジョーじーさまの音が聴こえてきてます
みたいたな音のバランスで（笑）。
ピアノのすぐ脇にマイクがあるみたいなんだけど
ナンとそれを弾いてる最中に動かすから（爆笑）
「ゴソゴソ　ゴソゴソ」と音が入ってたり、
「あ、まちがいた」とかじーさまが言ってたり（笑）
全部弾き終わった後に「よし、もっかいやろう！」とか叫んでる
「ガラガラででっかい」じーさまの声が入っていて
もー笑った笑った！
ジョーじーさまは演奏も素晴らしいが性格も最高だ！

実はじーさまは他のＣＤでも間違いちゃったのがあるのでした（笑）。
それまで素晴らしい演奏で最高だったのに、最後の最後
一番最後で間違いちゃって「あーっ間違いたーっ！！」
と（多分そんな意味だろう）叫んでるじーさまと大爆笑してる
他のメンバーの笑い声と「チャンチャン◎」みたいな演奏が
すっごく暖かくて私の大好きな曲があるのでした。
きっとその時のプロデューサーさんも他のメンバーも
そう思ったから残したんだろうしな（笑）。
いたずら好きで明るくて演奏も底抜けに明るい
ジョー・ベヌーティのきっと「いつものリハ風景」なのだろう
そんな日常のひとコマを垣間見た気にさせてくれたＣＤ。
ドキュメンタリーとしてとても貴重で私にとってはありがたいです。
宝物がまた一つ増えました(^_^)。

相棒たちが生まれた頃

昨日に続いて楽器つながりで（笑）。
最近読んだ本が渋沢栄一さんと加藤シヅエさんに関する２冊で
ちょうど時代が相棒の楽器たちが生まれた年代なのでした。
もちろんイタリアだのドイツだの異国ですが（笑）。

イタリアの楽器が生まれた頃日本はまだ江戸時代だ。
幕末生まれの渋沢さんが１８４０年。
それより３０年近く前にもう生まれてるのだ。
それから日本は廃藩置県だとか新政府を立ち上げたりとか・・
すんごーく大昔に感じるんですが相棒はその頃から現役だよ！
今夜はアズーリでライブだし！ナンか凄いことみたいに感じる（笑）。

ドイツの楽器が生まれた頃は明治の最後。
女性が自由に職業選んだり生き方選んだり　が
まだまだとっても難しかった頃。
女性の選挙権が出来るのは昭和２０年だもんなぁ・・
好きなコトをして生きていられる今の時代から　それは
そんなに大昔のことじゃ無いんだよね。
好き勝手に（苦笑）ライブとか演奏できる「今」が物凄く有難いです。

そっかぁ・・相棒たちはそんな時代の流れも全部見てきてるんだぁ・・
しゃべってくれれば相当面白いのにーっ！きっと(>_<)！
残念だ（笑）。
ま、では今日はせめてそんな「時代」を感じながら演奏したいです（笑）。

タイムカプセル

普段、楽器の保険の証券類は見ないもんですが（苦笑）
ここ最近ワケあってよく見るようになりました。
昨日はナンと一番最初に相棒に掛けた保険の
当時の申込用紙やら証券やらが入った袋を開けたので
もう懐かしいったら(>_<)！
私が大学一年の時ですもんねー・・。
えーっと・・今から何十年前・・？
その頃の思い出が色々思い出されて面白かったです。
けっこう覚えているものなんですね。全てを端から忘れる私でも（笑）。
今　当たり前みたいに傍にいる相棒の楽器や弓たちを初めて手に取った
あの時の感動や、「こいつだ！」と言う確信めいた思い込みとか（おい）
最初の頃の感激や新鮮さといったものが蘇ってきました。

って、こう書くと　まるで結婚式の時の写真を見つけて
当時を思い返している倦怠期の夫婦みたいだわ（苦笑）。

でも出会った最初の感動ってものは一番大事なものなのかも。
時々はタイムカプセルみたいなモノを引っ張り出すのも
絆が深まる為の良い習慣かも知れないなぁ・・と感慨にふけって
練習の手がすっかり止まってしまっていた昨日のしるこでした（苦笑）。

リペア

私の楽器ケースは古いです。ハンパじゃなく古いです。
なんせ作られてから何年たってるのか誰も知らないのだ（笑）。
ウチに来てもう何十年の世界で（苦笑）
その前がどうだったのか解らないからなあ・・
ただ以前、相当年配の紳士に
「なつかしいなぁ、私も昔こういうケース持ってましたよ」
と、それはそれは懐かしそうーに言って頂いたことがあるので
若くみつもっても４０年はたっていそうです（一番若く見て。笑）。
言われてみればケースそのものは木で出来ているし
持ち手は皮なのだ。

そしてその皮が数年前にボロボロになってしまったので
ずっと合皮のシール材で補強していたのですが、
合皮だからかなー伸びてきちゃってさ。みょーんと。
なので今度は本皮のシール材を張りなおして補強しました。

これできっと１０年は大丈夫（反対側がボロボロにならなければ。笑）。
まぁね、軽くて丈夫でカッコイイ楽器ケースは次々出ているのですが
ここまで使っちゃうともう身体の一部みたくて（笑）
そのうち世界中でこのケースを使ってるのは私だけ
に、なるかも知れないけど（いや既にもうそうだっつー話も・・苦笑）
使える限りは一緒にいようと思います。
そのうちあちこち直す技術も上がるだろう（リペアの達人目指すのか？笑）。

チリも積もれば・・

先日・・楽器屋さんに行きました。
数日前、弦を替えたら何やらD線の音が可笑しい・・
良く調べたらコマに弦がめり込んでいる様な・・！！
しかもD線だけじゃなくA線やE線も・・！
こら　えらいこっちゃ・えらいこっちゃ～！
と思い慌ててマイスターのトコに駆け込んだシルコ。裁定は・・
「シロ」。
・・って、刑事ものか！

実はコマに弦がめり込んでいたワケではなく
コマの上に溜まっていた松脂アンドその他（苦笑）によって
コマが「嵩高く」なっていたので、めり込んでいた様に見えた
と言う　ものすごーっく恥かしくも情けなーい結果だったのでしたーo(=> _<=)o！
・・今は汚れをすっかりキレイに削られた新品のやうなコマで弾いてまつ（笑）。

でぇもさーっ、例えば指板側に松脂が付いてたらhight pos.の時弾きにくいから
丁寧に拭くし、弾いてる場所の弦だってちゃんと拭いてたつもりだけど・・
コマの上なんて特別意識してないもんよ(T_T)！
よもやこんな落とし穴があろうとはっ！

結局、音の歪は弦そのものに問題があって
ちょうどコマに当たる部分の弦が切れ掛かっていたのでしたー・・
ちぇーっ！高いのにーっ(T_T)。一日でオシャカかいな！
でも弦を替えるだけで解決して良かったです・・（苦笑）。
まぁ・・結局マイスターはD線にも皮のカバーを付けて下さいましたが・・（笑）

「犯人」は私の「ズボラ加減」だったのでしたー（これからは気を付けばす・・。苦笑）。

弦の耐用「日」数とは（笑）？

今日は弾いていたらいきなりA線を巻いてるアルミが
切れて剥がれた・・！
ワケあって最近ガット弦にしていて、
ガットは他のより多少は「持ちが良い」から、前回弦を替える時に
「よし、試しに切れるまで使ってみよう！音質が変わるか実験だ！」
と思いましたのに・・とんだ落とし穴・・（泣）。

弦が切れる前に巻いてるアルミや銀糸が切れたら、そらお終いだ。
昨日までは何とも無かったのになぁ・・。
泣く泣く今日は弦を替えました。
音程が落ち着くまでまた数日掛かるのかー・・(T_T)
でもまあ今回は一本だけだからまだ大丈夫か。
全部の弦を張り替えた前回はG,D,Aと全部の音程が定まらなくて
ガットってこんなにタイヘンだったっけかーっ（学生時ガットユーザー）
と気ィ狂いそーになりながら練習してたからねー・・（苦笑）。
しっかし・・アルミが剥がれるまで弦使ってたなんて本当ーに久しぶりだ（笑）。

実験

さて、聴けるでしょうか？？
barucaba_2.MP3をダウンロード

聴けました（笑）？
Paganini　のBarucaba ６０個あるヴァリエーションの第一曲目です（爆笑）。
昨日試しに禄ってみたんです。
まだ音はヘロヘロしてます。これからマシなのが禄れたらそれと交換します（苦笑）。
ま、今日は実験だから（笑）。
上手く禄れるようになったら、このBarucaba　ヴァリエーション６０曲を
一つひとつ録音していこうかなーと思っています。
なんせ６０曲もあるから組み合わせはそりゃもうもう自由自在なんだけど・・
でもあまりに多すぎて、どれがどれやら私もわかりゃしないのだ（大笑）！
私にとっても資料として重宝しそうなので
勿論時間は掛かると思いますが、チャレンジしてみようと思います（笑）。
そのうちブログ左の柱に「Barucaba」のコーナーを作って
そこから一曲一曲聴けるようにしたいです。
さて、まずは練習じゃ（苦笑）。

再会・そして再開

昨日は生徒さんがお見えになりましたー。
ずーっっと以前、東京駅前のミュージックサロンで
私が講師をしていた時の生徒さんで、
お仕事の都合で東京から離れていらっしゃったのですが
また戻って来られて、先日私に直接ご連絡を下さったのでした。
ずっとVnを続けていて下さった事も
私を覚えていて下さった事も（笑）嬉しかったですねー。
数年ぶりのレッスンでした(^_^)。
けど、あんまし違和感ナイですね。
レッスンしてる間に（多分）お互いに思い出して来るもんだ（笑）。